昨日の夜、ジェイク・シマブクロのウクレレコンサートに行ってきた。
いやー、すごかった!!
ジェイク・シマブクロなんて知らなかったし、ウクレレってほんわかとした癒しの楽器と思っていたから、かなりの衝撃だった。なといっても素晴らしかったのが彼のパッション、演奏技術はもちろんすごかったんだけど、あんなほんわかした感じの彼があんな情熱的な演奏をするというのがすごい。ウクレレを始めたきっかけはお母さんだったらしいけど、お母さんもきっと情熱的な人なんだろう。
開演時間の7時ちょっと前に行ったらマリオットの駐車場はすでにいっぱいでかなりの混雑、会場は満席で、チケットがなくてキャンセル待ちをしている人もいたみたい。
開演は30分ほど遅れて、まずは子供達の演奏から始まった。子供達の演奏はいわゆる私の知っているウクレレ、ほのぼのとしてかわいらしかった。会場の半分くらいは子供達の親や知り合いだったんだろうか、会場はすでにかなりの盛り上がっていた。
途中で13歳の男の子ライアン・イマムラのソロ演奏もあった。もちろん私はこのライアンのことも知らなくて、ちょっと他の子よりうまいんだろうなーくらいに思っていたけど、実はグアムではまあまあ有名な子みたいで、YouTubeで検索するといくつか出てきた。ジェイクもライアンをYouTubeで見たって言っていた。
http://youtube.com/results?search_query=ryan+imamura&search_type=昨日の演奏も誰かがアップしたようだ。(ちなみに今私のPCでは見れない、重すぎるのか?)
http://youtube.com/watch?v=bcQxOH9w4e4下の写真の真ん中のメガネの子がライアン、ソロ演奏中。
30分ほど子供達が演奏した後に、ついにジェイクの登場。ジェイクの写真撮影はしてはいけないと最初に説明されたので、残念ながら写真はなし、中にはこっそり隠し撮りしている人もいたみたいだけど。
先ほど前座で演奏した子供達、なんとステージの真ん前、最前列という特等席で(席と言うか、床に座っていたけど)演奏を見ていた、うらやましいなー。
31歳のジェイク、日本人の私から見ても若くて華奢な青年に見える彼、グアムの人から見たら子供に見えたんじゃないだろうか。トークはとっても気さくで笑いもあって和やかなのに、演奏が始まると「これぞまさしくプロ」という迫力だった。それにしてもすごい演奏技術、じーーっくり見たけど、いったいどうやって弾いているのか全然わからない。たったひとつのウクレレで、どうやったらあんなにいろんな音が出るんだろう。
コンサート最後に、ジェイクとライアンのセッションがあった。このころにはさすがの私も「ライアンってただちょっとうまいっていうだけじゃないのかも」って思い始めた。ジェイクは一歩下がって自分の音量を下げてライアンを引き立て、なかなかステキなセッションだった。
そして拍手喝采のアンコール、どうやら彼の定番のアンコール曲らしい「Crazy G」、観客が「もっと速く!」と言うとジェイクが人間業とは思えない速さで弾くというパフォーマンス、いやー、本当にすごかった、指が擦り切れて血が出るんじゃないかと思ったよ。
会場が割れんばかりの拍手拍手のスタンディングオベーションでコンサートは終わった。興奮冷めやらぬまま、この後すぐにジェイクは会場の外のサインテーブルへ。サインテーブルにたどり着くまでも、握手やサインや写真撮影など、たくさんの人に囲まれてもみくちゃ、ジェイクはにこやかにファン達にこたえていた。
せっかくなので私もCDにサインをもらうことに、ついでに右手の指を見せてと言うと快く見せてくれた。予想に反して普通の指、爪も割れてないみたいだし、指の腹もふつうにやわらかい、ほんのちょろっと皮がむけていたくらい。このやわらかい指でどうやってあんな演奏をしているのか、ナゾである。
それにしてもたくさんの人がサインをもらうために並んでいて、きっと全員終わるにはすごい時間がかかりそうなくらいのすごい人だかりだったのに、ジェイクはテーブルの前に出てきて一人一人握手してハグして、子供達にはしゃがんで話し込み、私が指を見せてくれといっても嫌な顔ひとつせず、本当に気さくでいい人だった。「またグアムに来てね」と言うと「もちろんだよ!」と言っていたので、本当にぜひまたグアムに来て欲しい。
ちなみにこの記事は昨日買ったCDを聞きながら書いている。CDもいいけど、やっぱり生演奏のほうが比べ物にならないくらいいいのね、見に行ってよかったよかった。
←応援クリックお願いします
←応援クリックお願いします
←応援クリックお願いします