このたびの東日本大震災で被害にあわれたみなさまに心よりお見舞い申し上げます。
また犠牲になられた方々とご家族の方々にお悔やみを申し上げます。
毎日テレビで放送される地震の報道を見て、遠いグアムでとても心が痛みます。特に避難所の様子は、早く状況がよくなって欲しいととてももどかしい気持ちです。
グアムの人たちの関心もとても高く、新聞やテレビラジオでも連日報道されていますし、いろんな人から「あなたの家族は大丈夫なの?」と心配の声をかけてもらいました。
私のブログでは、グアムの津波について心配のコメントをいただいたり、またグアムの状況について知りたい方も多いので、今回はグアムの状況についてお知らせしたいと思います。私個人の見解なので正しくない部分もあるかもしれませんがご了承ください。
まず地震発生後のグアムですが、津波警報が発令されました。海抜の低いエリアには避難勧告が出されたため、タモンでは多くのレストランやお店が閉店になり、ホテル内や付近にいた観光客はホテル上層階へ避難するように案内され、住人は高台に避難しました。ビーチは閉鎖され、海抜の低いエリアでは交通規制されました。タモンのホテルロードも交通規制されました。チャモロビレッジのナイトマーケットもキャンセルされましたので、他にもクルージングや海に関するオプショナルツアーはキャンセルされたのではないかと思います。
最初の津波到達予想時刻が午後7時9分だったのですが、私が見た限りではやや水位が上がりザバザバと波がビーチに打ち寄せていたように思います。でもそれも少しの間で、暗かったのでよく見えませんでしたが、その後海は通常通りだったと思います。
実際のところ、ビーチが閉鎖されたといっても、津波のことを知らずに散歩したり走ったりしている人もいました。
津波警報は午後11時までとアナウンスされていましたが、7時半か8時ころには非難していた人々も家に戻ったりレストランへ食事に行ったりしたようです。ホテル上層階に避難していた観光客も、みんな開放されたそうです。
翌日12日の朝8時にはビーチが開放されたとアナウンスがありました。土曜日だったため多くのローカルが通常通りビーチでBBQなどを楽しみ、観光客も普通に海に入って遊んでいました。ダイビングや各種マリンスポーツなども通常通り開催されました。
現在の状況ですが、通常通りです。ダイビングや各種マリンスポーツ、イルカウォッチング、クルージングなど、通常通り開催されています。ビーチでの遊泳も問題ありません。各ショッピングモールやレストランなども通常通り営業しています。
ただし日本人観光客のキャンセルは多く、特に旅行会社やホテルは対応に追われています。また地震後はグアムから日本へ戻るフライトにも混乱があり、今なお仙台便の方々は他の都市への帰国をしなければなりません。成田空港へのアクセスは行きも帰りもとても困難だと思います。グアム自体は通常通りに見えますが、観光業の混乱は大きいと思います。
多くのグアム在住日本人、また多くのグアムの人々が、このたびの東日本大震災のことを心配しています。日本人学校や日本人会、グアムレッドクロスなどでも義捐金活動が行われています。
一刻も早い被災者への救援物資の調達と行方不明者の捜索、また被災地の復興と、原子力発電所の問題の解決を、グアムから強く願っています。