日本やアメリカ本土、ハワイ、韓国、台湾などの「都会」から「グアム」へ移り住んだ外国人がからすると、グアムでの生活はストレスがいっぱい。
停電は当たり前。
スーパーではカビた野菜が平気で陳列されている、賞味期限切れはセール品へ。
制限速度は35マイル、道路のあちこちに穴が開いている。
タックスリターンは数年後。
銀行で支払いするのに長蛇の列。
電話をかけなおすと言って決してかかってこない。
日本の製品は2-3倍の値段で平気で売っている。
アポイントメントの遅刻は日常茶飯事。
政府が財政難であらゆるところにしわよせ、結局住民の負担増。
「明日」というのはいつのことかわからない。
台風が来たら全島停電。
などなど、挙げればきりがない。
グアムでいろいろな不満にぶち当たっときに人々は言う、OOG(オーオージー)、「Only on Guam」、「こんなひどい状況はグアムだけだよ!」という意味、そして人々がOOGと言う時は「まあグアムだから仕方がないよね、ハハハー」という自虐的なあきらめの気持ちも込められている。
確かにグアムにいると不満がいっぱい、「日本じゃこんなのありえないよ」とか「日本だったらもっとこうするのに」とか「やっぱり日本はいいよねー」とか、私達日本人は常日頃感じている。旅行者にとっては楽園のグアムでも、実際に生活してみると楽園とは言っていられない。
このストレス、グアムに住み始めて最初の1年は本当につらい、最初のころはどこに行っても何してもイライライライラ、信じられないことがたくさんあって「いったいこの島はなんなんだ!」って思うことが多々ある。それがだんだんさまざまな不満に徐々に慣らされていき、「OOGだよねー、ハハハー」なんて気軽に言えるようになるのに少なくとも2-3年かかる。2-3年で本国に戻ってしまう駐在員や軍人は、残念ながら嫌な思い出だけを抱えてグアムを去っていくのだ。
でも2-3年して慣れてくると、だんだん自分達が「グアム化」してくる。「OOGだよねー、ハハハー」と笑えるようになってくる、多少のことでは動じないたくましい人間に成長するのだ。
さてでは「グアム化」した私達がグアムを去ったらどうなるか、驚いたことに「I miss Guam」である。あんなに嫌いだったグアム、イライラしたグアムでの生活、抜け出したいと思ったグアム。それなのにいざグアムを去るとそんなグアムの生活が懐かしく思えるようになってしまう、グアムのここがよかったよねーあそこがよかったよねーとなるのである。
もしかしたらグアムは本当に楽園なのかもしれない。
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>政府が財政難であらゆるところにしわよせ、結局住民の負担増。
返信削除これが私は一番嫌ですねぇ。グアム政府、電気代払ってくれ、という気分です。(笑)
ちなみに私は来て半年位でOOGを未だ知る前に既に「グアムだから・・・」と諦めてしまいました。諦めが早い性格が幸いしたと思っています。
でも、「明日」というのはいつのことか分からない、には笑いました。きっと彼らにとってTOMORROWとはSOMEDAYやONE DAYと同じ意味なんですよ。(^^ゞ
OOG・・・初めて言葉を知りました。
返信削除あと、生活ストレスの話も。
毎日過ごすとなると・・・スゴイですね。
生活した事はないのですが、毎年グアム旅行を楽しみにしてる私も、イラっとする事は多々あります。
でも、グアムだから仕方ないね・・・って、旅を重ねるうちに、慣れたというか、いつの間にか自然にそう思えるようになってました。
すごく不思議な気持ちなんですけど、
日本では非常識な事でも、グアムだと笑って許せてしまうんです。
せっかち旦那も、グアムだと別人のように大らかになります。
ナベさん、グアム政府、許せませんよねー、電気代払えー!って99%以上の島民が思っているはずです。
返信削除「coming soon」もあてになりません。グアムのsoonは来年?って感じ?
chieさん、せっかちなだんなさんが大らかになるなんて、グアムもなかなかやりますね!南の島であせらずのんびりゆっくり、理想的なバケーションです。
返信削除OOGなことがたくさんあってイライラするグアムでの生活ですが、日本の都会のようなストレスはありません。首都高の渋滞やサンドイッチみたいな満員電車などなど、OOJ(only on Japan)って嘆きたくなりますね。