マンゴーフェスティバル

6月はマンゴーの季節で、スーパーや朝市でもグアム産マンゴーが売られている。そして今週末第2回マンゴーフェスティバルがアガットのニミッツビーチパークで開催された。先週土曜日に開催された5Kはこのフェスティバルの一部だ。
今年で2回目のマンゴーフェスティバル、グアム産マンゴーの販売はもちろん、マンゴードーナツなどの実演販売、グアムの工芸品の販売など、会場にはさまざまなテントが張られていて、ビーチではパドルレースが開催され、メインステージではマンゴー早食いやマンゴー投げやマンゴーコンテストなどいろいろなイベントが開催された。

タモンから車で約30分、アガットマリーナを越えたらすぐにニミッツビーチパークがある。アガット近くになると道路沿いのマンゴーの木にたくさん実がなっているのが目に付く。枝からたれたつるに5-6個ずつ実がついている、マンゴーがこんな風になるなんて知らなかった。ちなみにマンゴーの木はとても大きい、大きいものだと3階くらいの高さがあって取るのも大変そうだ。

マンゴーコンテストエントリー作品の数々、大きさや美しさなどを競うらしい。それぞれのマンゴーには作った人の名前が貼ってある。

美人コンテストならぬ美マンゴーコンテストエントリー作品、どれがいいマンゴーなのか基準がよくわからないけど、どれもおいしそう、でも残念ながらエントリー作品は売っていない。

コンテスト作品の横で販売されている普通のマンゴー、女性のにぎりこぶしよりやや小さいくらいの大きさ、これよりさらに小ぶりのものは1個25セントで売っている。表面に黒いぶつぶつがあったり傷があったりして、これと比べるとコンテスト作品がかなりきれいなマンゴーだというのがよくわかる。

マンゴーの苗木、実がなるまでに何年かかるかわからない。マンゴーはひとつの実の中に種がひとつ入っていて、ココナッツと同じように実から芽が出るらしい。

これは5個で10ドルのちょっと高級なマンゴー、大きさは女性のにぎりこぶしよりちょっと大きいくらい、形もきれいでおいしそうだった。

マンゴードーナツの実演販売、ドーナツ生地の中に熟れたマンゴーの実を入れて練り混ぜ、油の中に手で搾り出していく。

6個で1ドルのマンゴードーナツ、ちょっとマンゴーが少なくて物足らない。去年のミクロネシアアイランドフェアで食べたマンゴードーナツはマンゴーたっぷりでトロトロでとてもおいしかった。

マンゴーピクルスの実演販売、塩マンゴー、しょうゆマンゴー、キムチマンゴーの3種類があったけど、このとき実演していたのはキムチマンゴー、スライスしたマンゴーにキムチの素をまぜるだけ。マンゴーを切っても切っても間に合わない、実演するほうは必死だった。

マンゴースムージー、なんとスムージーは無料なので長蛇の列、これも作っても作っても全然間に合わないって感じだった。氷とミルクと一緒にミキサーでガーッと混ぜる、氷が入っているのでさっぱりしていておいしかった。

これは場内のあるお店で買ったマンゴーピクルス、豪快に皮付き。お店のおねーさんは皮も食べられると言っていたけど、はっきり言って皮はおいしくない。すっぱしょっぱ辛い味付けで、ポリポリしていておいしい、マンゴーだと言われなければマンゴーだとわからない。本物のマンゴーピクルスがどんな味か参考にしたかったので買ってみたこのピクルス、私としては先週自分で作ったほうがちょっと甘めでおいしいと思った、やはり自家製のメリットは自分好みの味にできるということかな。

ビーチ際ではパドルレースの選手達が待機していた。海に囲まれたグアムではカヌーやカヤックをやっている子供達が多い。

場内ではマンゴーの苗木以外にもさまざまな植物が売っていた。

このおじさんはグアムフラッグのマークが入った木彫りを彫っている。細かいラインを器用に彫っていてなかなか見事な腕前、せっかくグアムに住んでいるのだから、こういうグアムの工芸品をひとつくらい家に置いてもいいかもしれないと思った、と言いつつ買わなかったけど。

私がこのフェスティバルに行ったのは土曜日の昼前、まだあまり人が集まってなかったしイベントもほとんど開催されてなかった。おかげでドーナツやスムージーをもらうのに長い列に並ばずにすんだけど、いろいろなイベントが見られなかったのはちょっと残念、来年は午後から出かけてみようと思った。


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