グアムの天気 雨季と乾季

「○月○日からグアムに行くんですけどお天気どうですか？」ってよく聞かれる。旅行者にとって気がかりなのはやっぱり天気のこと、天気が悪い日にグアムに来た旅行者は本当にかわいそうだと思う。

いままで何度かグアムの天気について記事にしたことがあるけど、今回またあらためてグアムの天気について書いてみようと思う。

天気予報について
グアムの天気予報はほとんどあてにならない。明日の予報も外れることが多々あるのに、来週の予報なんてほとんど意味がない。

スコール
グアムでは晴れていてもいきなり雨雲がやってきてスコールが降る。そしてまたすぐに晴れる。通常グアムは北東から風が吹くので、北東の空に黒い雲が見えたとき、またいきなり湿った風が強く吹いてきたときはスコールのサイン。たいていすぐにやむのでとりあえず雨宿り。東の空が明るくなってきたらスコールがやむサイン、あせらず気長に待とう。
晴れていてスコールが降ったときは、かなりの高確率で虹が見られる

低気圧
グアムの天気予報が当たらない原因のひとつが低気圧、ここらへん（グアムとかサイパンとかチュークとかミクロネシアのエリア）は低気圧が発生するところで、その低気圧が成長すると台風になる。低気圧が発生すると、北東の風向きが南西に変わり、海が荒れ、どんより曇り空で1日中ジメジメした天気になる。ひどいときは嵐のような大荒れになる。雨季にグアムに来て低気圧に当たった人は、雨季は1日中雨が降っていると勘違いするかもしれないけど、原因は低気圧で雨季のせいではない。ちなみに風向きが南西に変わるので、タモン湾ではヒルトンの方からスコールが向かってくるのが見えるので、そんなときはすぐにホテルに避難したほうがいい。

雨季と乾季
グアムには雨季と乾季がある。ガイドブックや情報サイトを見ると○月から○月が雨季で○月から○月が乾季ってよく書いてあるけど、それぞれ微妙に違ったりするし、私はいつからいつっていうのがはっきりわからないので、おおざっぱに冬は乾季で夏は雨季って思うことにしている。
乾季は、風がよく吹いて、気温が低くて朝晩は涼しくて、スコールが少ない。
雨季は、風がおだやかで、気温が高くて、スコールが多くて、湿度が高くてムシムシしている。
雨季は天気が悪いって勘違いされるけど、確かにスコールが増えるし低気圧も発生しやすいけど、基本的には晴天、時々ざーっとスコールが降るって感じ。逆に乾季は必ず天気がいいと思ったら大間違い、低気圧が発生したら雨天が数日続くこともある。

台風
台風に当たった旅行者は本当にかわいそう。台風が近くにあると天気が悪く海が荒れて、いろいろなオプショナルツアーが催行不可能になる。コンディション1（台風上陸/接近まで12時間以内）が発令されると、ホテルから外出できず何もできない。飛行機が飛ばないので日本に帰れずホテルを延泊しなければいけない場合もある。
グアムは5年に一度くらいの頻度で超大型台風が来ると言われているけど、2002年のポンソナ以来、今のところ目立った台風は来ていない。グアム住民は毎年、「今年こそはスーパータイフーンがくるかも」と言って恐れている。

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