昨日はブーニーストンプに行ってきた。
毎週土曜日に開催されるグアムのトレッキング。
http://www.admin.gov.gu/dpr/boonie/home.htmlこのブーニーストンプのサイトはページが表示されないことが多い。
政府観光局のサイトはこちら。
http://www.visitguam.org/activities/?pg=stomp毎週土曜日の朝9時に、アガニアのパセオ球場に集合して申し込みをしたあと、それぞれの車で目的地まで行ってスタートする。
毎週ポイントが変わって、ポイントによってEasy・Medium・Difficultとレベルが分けられている。
初めてだったのでDifficultはちょっと怖いし、でもEasyは多分ハイキングみたいなもんだろうし、Mediumに参加したいと思っていたので、6月最終土曜日の昨日に参加することに決めた。
9時少し前にパセオ球場に着いたら、まだ誰も来てなかった、私たちが一番乗り、今日の参加者はもしかして私たちだけ?と思っていたら、9時過ぎくらいからぞくぞく集まってきて、全部で25人くらいになった。
9時半くらいにようやく目的地へ移動。
目的地はアガニアから車で5分くらいの丘の上、道路わきに車を停めていざ出発。
写真左:パセオ球場横で申し込み。
写真右:目的地で再集合してスタート。
行ってきたのはニミッツヒルケーブ。 Mediumをなめていた、Easyにすればよかった・・・、あれでMediumならDifficultはどうなるんだろう?
まず入り口からしてもうすでに道じゃない、獣道。Japanese Caveと看板が立っていなければそこが入り口だとは気づかない。
いろんな植物が生い茂る中を進んでいくと、先頭が止まって全然進まない、何か説明でもしてるのかなーと思ったら、どうやら道を間違えたらしく、戻ってきた、まだスタートして5分もたってないのに、大丈夫かな?確かに道がないから迷うよね。
写真左:入り口、Japanese Caveの看板。
写真右:道なき道を進んでいく。
まもなく1つ目のケーブに到着、巨大な蜂の巣が2つぶら下がっている。入り口はまあまあ大きな洞窟だけど、さらに進むには細いところを入っていく。ガイドの芳賀ケンさんが日本兵の霊を弔うために線香をたいた。
写真左上:ケーブ入り口。
写真右上:ケーブを降りていく様子。
写真左下:下から見上げた様子。
写真右下:弔いの線香。
洞窟の奥へ入っていくと、そこは真っ暗、フラッシュライトがないと何も見えない。みんながお互いにお互いの足元を照らし合いながら、お互い手を出して支え合いながら、どんどん奥へ進んでいく。途中すっごく狭いところがあって、仰向けに寝転がり背中で進むしかなかった。もうすでに服はどろどろ。
写真左上:どんどん下へ降りていく。
写真右上:この先は犬は降りられなかった。
写真左下:鍾乳洞のような天井。
写真右下:お互い助け合いながら降りていく。
ゼイゼイいいながら一番奥に到着、全員がそろったところでみんなのフラッシュライトを消した。
本当に何も見えない暗闇、静けさ、ひんやりとした空気、自分の手さえも見えない本当の真っ暗、誰かが「COOL!」と感嘆の声を漏らす。
写真左:一番奥で全員集まった様子。
写真右:一番奥の天井、鍾乳洞のように垂れ下がっている。
さて今度は戻り、行きに下ってきたということは帰りは上るということ、行きはよいよい帰りは怖いー!ゼイゼイハアハアいいながらなんとか入り口まで到着、汗だくで泥だらけだ。
全員戻ってくるまで座って休憩、体の周りに揺らめくものを感じて見てみると、なんと体から湯気が出ていた。
全員そろったところで次のケーブへ。途中で帰った人が何人かいた。またもや道なき道を行く。進めば進むほどどんどん道は無くなり、先頭の芳賀さんがツルや枝を倒しながら道を作って進んでいく。しばらく行って、途中で全員集合するまで待つことに、全員そろったところで「迷ったのでここで待機、ランチタイム」といって、芳賀さん1人が目的のケーブを探しに行った。ジャングルの中でみんな座り込んでランチタイム。みんないろいろなものを持ってきていて面白い。 日本人はやっぱりおにぎりだ。
写真:ランチ休憩の様子。
30分くらい待っただろうか、ようやく見つかったぞーと声が聞こえた。すぐ近くに目的のケーブはあったらしいけど、ケーブの入り口に行くまでそこにケーブがあるのがわからないような場所にあった。
2つ目のケーブはいかにも下りますって感じに地中へ向かって降りていく、ロープが1本道案内として付いていた。確かにロープがないと降りられないような険しい下り道、降りれば降りるほど帰りはこれを上らなくてはいけないのかとぞっとした気分になる。しばらく降りるとすっごく狭い亀裂、私たちの前にいた中国人のおじさんが狭くて通れないといって戻ってきた、私たちは通れそうだけど、私たちの後にいる大きな男性たちは無理ではないか?仰向けになって横ばい状態でなんとか通過、そこがこのケーブの最深部、地下6階くらいの深さらしい。驚いたことに私たちの後にいた大男たち、あの細い亀裂を匍匐前進でやってきた、中国人のおじさんもその後からやってきて、無事全員最深部へ集合。この先は上りになっていたけど、岩がゆるくて危険そうなのでここで終わりにすることに。
ひんやりとした空気、キラキラと光る岩々に囲まれてしばらく話したあと、さあ戻ろうといって出発。
写真左上:ロープにつかまりながら降りていく。
写真右上:天井はこんな感じ。
写真左下:最深部、みんな疲れた体を落ち着ける。
写真右下:写真じゃ分かりにくいけどライトの光にキラキラ光る岩。
行きはよいよい帰りは怖いー、ほんっとうにつらかった帰り道、暗闇の中、足を掛ける場所、手を掛ける場所を探しながらなんとか上っていった。途中上を先に上るチームから岩がゴロゴローって落ちてくる音がしてビックリした。私たちの上に落ちてこなくてよかった。
ケーブを出たらもう本当にへっとへと、全員そろうまで待つ。全員そろったら帰路についた。帰りはジャングルの中をさらに上る、道なき道を行き、最後はやけくそにツルや枝を掻き分けながら、ようやく道路に出た、おーーーー終わったーーーー疲れたーーーー!!!
2つ目のケーブは写真なんて撮ってる間がないくらい大変だった、とにかく足がガクガク。
写真:もうすぐ終了、道なき道を掻き分けて行く。
車に戻ると冷たいレモネードをもらった、おいしーーい!疲れが一気に吹き飛ぶとは言わないが(もうへとへとだったので)、それでも一気に楽になった。
みんなで写真をとって解散、いやーーーお疲れ様でした。
どろどろになった服を着替えて帰路に着いた。
予想よりもはるかに大変だったけど、すごく面白かった。ホテル街、タモンでは味わうことのできない自然のグアム、子供のときに山や川で遊んだのを思い出した。
次回はEasyに参加してみよう。
ちなみに今日は全身強烈な筋肉痛、イスに座るのも一苦労、いやー、普段の運動不足がよくわかる。